世間では数日後に発売予定の日本初Windows Phone 8.1(以下、WP8.1)搭載機『MADOSMA』が話題になっていますが、今回、書くのは同OSが搭載されているMSのLumia930です。
これを購入するまではLumia920を使用していたので、それと比較しつつ紹介しようと思います。

Lumiaシリーズと言えばAndroidでいうところのnexusに近い、いわゆるリファンレス機に相当します。
そんなLumiaですが、スマートフォンの中では930がLumiaの中で現状唯一のハイエンド機種になります(ファブレットを入れるとLumia1520がある)。
比較対象のLumia920はWP8発売当初のハイエンド機です。

そんなLumia930とLumia920のスペックは以下の通りです。

  Lumia930 Lumia920
ディスプレイ 5インチ 有機EL
(1920*1080)
4.5インチ IPS液晶
(1280*768)
CPU Qualcomm Snapdragon 800
(2.2GHzクアッドコア)
Snapdragon S4
(デュアルコア 1.5GHz)
RAM 2GB 1GB
ストレージ 32GB 32GB
カメラ メインカメラ 2000万画素
インカメラ 120万画素
メインカメラ 870万画素
インカメラ 120万画素
バッテリー 2420mAh (Qi対応) 2000mAh(Qi対応)
サイズ 137×71×9.8mm 130.3×70.8×10.7mm
重さ 167g 185g
ネットワーク W-CDMA : 850/900/1900/2100 MHz
LTE : 1/3/7/8/20
IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
W-CDMA :  850/900/1900/2100MHz
LTE : 1/3/7/8/20
IEEE 802.11 a/b/g/n

 

◆ 注文から届くまで◆

Lumia930は通常の手段では手に入れることが困難なので、海外からの個人輸入するのが一般的です。
私も例に漏れず海外のお店から個人輸入して購入しました。
今回利用したのは、スマートフォンの輸入で鉄板なお店の一つ、1ShopMobileを利用しました。
購入してから届くまでの期間ですが、1ShopMobileは香港のお店なので、5月21日(木)の夜に注文して、25日(月)の朝には届きました。

lumia930-0

値段ですが、930自体は$339ですが、送料が$30に消費税が2,600円。
それにクレジットカードの為替手数料等々が加わり、トータルで約48,000円になりました。
それでも930が発売された当初の価格と比べると相当安くなったもんです。
多分、今の価格から大幅に値下げされることはないと思われるので、購入のタイミングとしては悪くないと思います(あるとすれば大幅な円安とか?)。

 

◆ パッケージと同梱物 ◆

Lumia930にはいくつかのカラーバリエーションが用意されています。
ベーシックな白と黒に加え、Lumiaシリーズの特徴でもあるポップな配色のオレンジと緑があります。
さらに白のゴールドバージョンと黒のゴールドバージョンが追加されました。
今回私が購入したのは黒のゴールドバージョンです。
元々は920が赤だったことや、デザイン的に落ち着いた感じのものが良さそうだと思ったため白を購入する予定だったのですが、黒のゴールドバージョンの在庫があった上に、価格も他のカラーと同じだったのでよりシックな配色になりそうなこちらにしました。

lumia930-00

他のサイトさんでLumia930の記事を調べてもらえれば分かると思いますが、パッケージがゴールドバージョン専用もののになっています。

lumia930-01

横から見るとスペシャルエディションの文字が。

lumia930-02

開封したところ。
同梱物は黒色のイヤホンとマイクロUSBケーブルと、コンセントからUSBで充電するためのアダプタです。
ちなみに、アダプタは海外の仕様になっているためそのままでは日本では使えません。
今回930を購入するにあたり1ShopMobileを利用しましたが、1ShopMobileではサービスでアダプタのコンセントを日本のものに変換するアダプタが付属しています。
なので、付属のアダプタが無駄になることや、いちいち海外のコンセントを日本のものに変換するアダプタを買ってくる必要はありません。
ちなみに、今回購入した930はRM-1045のHK、つまり香港版でした。

 

◆ 外装 ◆

Lumia930の表と裏の見た目はこんな感じ。

lumia930-03

上下と右側のサイドボタンはこんな感じになっています。

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手持ちの端末との大きさの比較です。

lumia930-07

左からiPad Air2, Lumia920, Lumia930, Xperia Z1です。
次は厚さの比較

lumia930-1

iPad Air2はともかく、Xperia Z1と比べてもそこそこ厚いです。
ただ、個人的にはXperia Z1は薄すぎて持ち難いと感じることが少なからずあるので、930や920のほどよい厚さはデメリットとは感じていないです。
ただ、発売当初よく言われていたことでもありますが920は大きさの割に結構重いです。
930を初めて持ったとき、920とほぼ同じ大きさ・・・むしろ少し大きいくらいなのに持ってみて一瞬で分かるくらい軽くなっているので、違和感がありました。

見た目は920が全体的に丸みを帯びたデザインに材質がポリカーボネート製と、かなりポップでどちらかというとカワイイ系のデザインでした。
対して、930はサイドが金属のフレームになっている上に、920と比べると丸みも控えめにですし、この黒色に限って言えば艶消しになっていて、とても質感がいいです。
その分、雰囲気もかなりスマートな大人っぽいデザインになっています。
型番的にも位置づけ的にも930は920の後継機にあたるわけですが、見た目はかなり真逆な印象です。

使って気になったのは、サイドボタンが全体のデザインの関係もあり、920の丸みを帯びたボタンから平たい角ばったボタンに変更に変わりました。
その関係で、920のときよりもボタンの高さが低くなり、若干押しにくくなったことが唯一920と比べて残念なポイントでしょうか。
サイドボタン使う機会少ないですけど。
それ以外はほどよい大きさ・厚さで使いやすいです。

 

◆ 操作性 ◆

Lumia920を1年半以上使用していたこともあり、WindowsPhoneの使用感などは理解しているので、特にどうこうという印象はないです。
ただ、性能的にかなり旧式になる920でもストレスを感じることなくサクサクと動きますが、930になりかなり性能が上がったことにより更に動作が軽くなっています。

もともとミドルレンジどころかローエンド端末であっても問題なく動くと評判のWPですが、ハイエンド機はCPUの性能だけでなく、メモリやストレージの質なんかも良かったりするので、そういった部分の違いもあると思われます。

それだけだと中身がなさすぎるので、WPについて簡単に説明しようと思います。
WPを触ったことのない人のために、WPの特徴を挙げるとするなら

  1. シンプルなデザインと操作性
  2. ライブタイル
  3. peopleハブ
  4. カーブフリックとワードフロー入力
  5. MSの各種サービスとの連携

こんな感じでしょうか。

それではそれぞれを簡単に説明しています。

1.シンプルなデザインと操作性

割りとそのまんまです。
直観的で分かりやすいシンプルなデザインになっています。
そのデザインとWPの動作の軽さが合わさって操作性もかなりいいです。

2.ライブタイル

1の項目と被ってると言えば被ってます。
ある意味、一目でiOSやandroidと違うことが分かるところでもありますが、WPはアプリが対応していれば、アプリのアイコンがandroidでいうところのウィジェットの役目も果たします。
そのおかげで、いちいちアプリを起動する必要もなく簡単な情報だけならこのライブタイルで確認することができます。
分かりやすい例で言えば、現在地の天気の情報であったり、メールの新着件数や電池の残りパーセントをアプリを起動することなく確認できたりします。

lumia930-08

これは現在の私の930のホーム画面です。
こんな感じで対応してるアプリだとホーム画面で簡単な情報を確認できます。

3.peopleハブ

peopleハブとは一言で説明するなら高機能な電話帳です。
アプリが対応していて、正しく設定しておくことで電話番号やメールアドレスといった情報だけでなく、それ以外の情報もリンクさせることができます。
例えばTwitterやSkyepなんかが対応しています。

リンクさせておくことで、何ができるようになるかというと、例えばAさんに連絡を取ろうと思ったとき、peopleハブで普通の電話帳でAさんを選択するのと同じ動作で、メールや電話だけでなくTwitterでリプライを送信したり、skyepでコンタクトとったりといったことができます。

4.カーブフリックとワードフロー入力

実際に動画を見たほうが早いです。

◆ カーブフリック ◆

 

ワードフロ-入力を紹介している動画を見つけることができませんでしたが、公式で紹介しているぺージがあったので紹介しておきます。
そのページはこちらです。

5.MSの各種サービスとの連携

正直、近年のMSが自社サービスに対して積極的に他のプラットフォームにも提供していってる関係で、WPではなくてもちゃんと設定さえしておけば同期できたりします。
ですがメールアドレスを統一しておくだけで、PCからタブレット、スマートフォンにゲーム機、IEやらOfficeやらなんやらの連帯がスムーズにいくので、それらの端末・サービスを幾つか所持・利用していると快適です。
特にWindows 8.1搭載PCを所持していると便利で、一部ストアアプリなんかはWPとPCとで同一のアプリが提供されていて、PCないしWPで入手するともう一方でも使えるようになります。
そして設定なんかも自動で同期されるので、PCとWPとでシームレスな連携が行われて快適です。

ちなみに少し話は逸れますが、コンビニや家電量販店等に置いてあるWindowsストア用のプリペイドカードやXbox用のプリペイドカードはどちらにも使えるようになっています。

 

WPのできること・できないことについては、既に詳しく書かれている方のブログの記事を見つけましたので、興味のある方は是非参考にしていただければと思います。
余談ですが、920から930への移行についてですが、WPでも他のOS同様に自動でのバックアップする機能が搭載されています。
ですので、WPでは初めて起動したときや、初期化して初めて動かしたときにアカウントの紐つけすることである程度リカバリーすることができます。
いちいちアプリをストアから選んでダウンロードする必要はなく、自動でダウンロードしてくれるので、時間とWi-Fiさえあれば自動である程度環境は引き継げます。

 

◆ 使ってみて ◆

920を1年半以上使用していて、デザイン・使用感・写真写り・本体性能含めとても満足していました。
ですが近年、コンデジも持っていますが写真を920で撮ることが多く、次第に1020や930のようなカメラ性能の高い端末が欲しくなったことと、1台テスト機(今現在だと”Windows 10 Mobile Insider Preview”を入れたりする用という意味での)が欲しかったので今回購入しました。

ディスプレイが有機ELということで、外でのディスプレイの視認性が心配だったのですが、920にも搭載されていたサンライトリーダビリティのお蔭か、かなり見やすいです。
流石にIPS液晶だった920と比べると1段視認性は落ちますが、それでも実用には困りません。
とはいえ、1番陽射しが厳しい真夏の炎天下での視認性はこれからの時期なので、実際に使ってみて調べたいと思います。

それ以外は大きさほぼそのまま、本体性能も上がり、元々良かったカメラの性能もさらに良くなったにも関わらず本体重量が軽くなっているので、とても満足度が高いです。
引き続きQi対応なのも個人的には嬉しいところ。
少し気になるのが、一部アプリを使用するとカメラボタン付近がかなり熱くなり、電池がもりもり減ることがあることです。
以前からそういった話は出てましたし、使っているうちに落ち着くなんて話もあるので、当面は様子見したいと思います。

 

今回は920から930への移行でしたが、買ってよかったです。
目当てだったカメラも軽く試し撮りした感じだと、お手軽撮影する分には十分過ぎる性能でした。
ただ、WPに今から手を出そうと考えてる方は素直にMADOSMAを待ったほうが無難です。
特にMVNOなんかを使って実際に通信しようと考えているのでしたら、対応Band的にもよっぽど使いやすいです。
なにより手に入れやすいですし。